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よく聞く「インスペクション」って?メリット・デメリットは?

2020.02.27

中古住宅を探していると、物件資料に「インスペクション実施済み」や「建物状況調査済み」という事が記載されている事があります。

また、中古住宅を探している方でしたら、このワードを耳にした事があるという人も多いのではないでしょうか。

今回はこの「インスペクション」、「建物状況調査」について、一体どういうものなのか、メリットや注意点についてご紹介したいと思います。

インスペクションとは

インスペクションとは、英語では「点検、検査」という意味を持つ言葉です。

住宅におけるインスペクションというのは、建物の専門家(建築士など)が、建物の状況を調査、報告し、修繕や改修、メンテナンスの時期などをアドバイスする事を言います。

分かりやすく言うと、建物の健康診断みたいなものととらえて頂ければいいでしょう。インスペクションは何も中古住宅のみに行われるものではなく、新築住宅の入居時や、リフォーム実施時にも行われています。

中古住宅の売買時において、インスペクションが活用されるよう、2018年に宅建業法が改正されました。これによって売買の仲介をする宅建業者への役割も強化されました。

この宅建業法の中でのインスペクションの事を「建物状況調査」と呼んでおり、これは、「宅建業法で定められた基準に基づいた検査」の事を指しています。

まず、調査を行う項目ですが、建物の基礎、外壁などの構造耐力上主要な部分と、雨水の侵入を防止する部分に生じている、「ひび割れ、雨漏り等の劣化・不具合の状況」を把握するための調査となります。

また、調査する調査員は、国の定める講習を修了した建築士が調査する事となっています。

調査方法については、定める基準に従い、原則、目視・非破壊検査となります。

従って、床や壁を剥がしてまでの調査というわけではなく、外から見えない部分の劣化・不具合を把握したり、性能を判定したりするものではありませんので注意が必要です。

今までのインスペクションは、調査する業者ごとに内容や基準が異なる事があり、検査内容や資格の有無が明確でありませんでした。宅建業法の定める「建物状況調査」においては、検査する者の条件や、検査方法の基準が明確になり、それに基づき調査を行う事となっています。

中古住宅におけるインスペクションの場合は、住宅の売買時に行う事が多く、多くはこの「建物状況調査」の事を指していることが多いです。

 

インスペクションのメリット

建物状況調査を行う事は、中古住宅を売りたい売主、また中古住宅を探している買主にとってもメリットがあります。

それぞれのメリットについてご紹介したいと思います。

①買いたい家の状態が分かる。

一定の基準に基づいて専門家が調査しているため、建物の状況が客観的に把握する事が出来ます。従って購入について安心して判断する事が出来ます。

②メンテナンスやリフォームの状況がつかめる

調査結果により建物の状況が判明しているので、購入後に生じるメンテナンスや、リフォームの必要性や予定を見込んでの購入判断が可能になります。

③状態の良い中古住宅を見極める事が可能

調査結果を確認できるため、欠陥のある住宅を避ける事ができます。従って状態の良い良質な中古住宅を見極める事が可能になります。

インスペクションのデメリット

①調査費用が掛かる

インスペクションをする場合、当然ですが費用が掛かります。売る側が費用負担をする場合は、自己の売る家なのでいいのですが、買う側が費用負担をする場合は、もし調査をした結果、購入を見送った場合でも、費用の負担は発生するので、購入検討する毎に調査をしていた場合、莫大な費用が掛かってしまう事にもなりかねません。

②状況によっては売却が困難になる場合も

調査の結果、修理が必要なことが判明し、内容にとっては、予想以上の費用が掛かる事が判明する場合もあります。その結果、売却まで時間が必要になる場合になったり、また、売却できないようなひどい状態である事が判明する事もあります。結果として、売却計画の見直しが必要になる事もあります。

中古住宅というと、今までは、その住宅の程度や状況が分からず、購入を躊躇したり、売買後に思わぬ不具合等でトラブルが発生する事があったりと、何かと不安要素がったのですが、この「建物状況調査」やインスペクションを行う事で、「中古住宅が安心して売却・購入できる」事が期待できるのではないでしょうか。

 

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