間取りについて学ぶ
「間取り図」とは、新築一戸建て・中古住宅購入を検討されている方なら必ず一度は見たことがあるはずですね。
そんな「間取り図」について、まずは基本的な見方や記号、用語についてご紹介します。
記号や用語について知っていますか?
■LDK
一般的に最もよく使われる記号の一つで、「リビングダイニングキッチン」の略です。
居間、食事場所、台所が一つの空間となった居室のことで、近年住宅の主流となっています。
一つとすることで開放的な大空間をつくることも可能です。
■MBR
マスターベッドルームの略で、日本語では「主寝室」のことをいいます。
一番大きな寝室をMBRというように表現したりもします。
■BR
ベッドルームの略です。
簡単に言えば「子供部屋」などの部屋のことですね。
日本語では「洋室」「寝室」と表現する場合もBRを使います。
■WC
「トイレ」のことです。
一目で分かることから表現せずに何も書いてないときもあります。
■DR
ドレッシングルームの略となり「洗面脱衣室」に使われます。
洗面室の場合はPR(パウダールーム)とも略されます。
■UB
「ユニットバス」の略でお風呂の表現に使われます。
工場であらかじめすべての部品を作っておいて、現場で組み立てるユニット方式のバスルームです。
今ではほとんどの住宅で使われています。
一方、造作のお風呂の場合はBR(バスルーム)という表現を使います。
■SLDKの「S」とは?
1SLDKや3LDK+SのSとは「サービスルーム」の略です。
建築基準法で、窓の大きさが居室面積の1/7以上無く基準を満たしていない場合、居室として認められません。
そこで、居室として認められない部屋のことを「サービスルーム」と呼んでいます。
一般的には「納戸」ですが、実際には独立した部屋として十分使える場合も多いです。
■DENとは?
英語で「巣・洞穴」を意味する言葉です。
このことから、書斎や趣味を楽しむ部屋という意味合いで使われることが多く、
一般的には「書斎」を表すことが多いようです。
■CLとは?
「クローゼット」の略です。
各居室にあることが多いので、図面の中でも特によく見かけますよね。
■WICとWTCの違いは?
WICは「ウォークインクローゼット」の略で、
中に歩いて入り、服を選ぶくらいの広さをもったクローゼットのことです。
WTCは「ウォークスルークローゼット」の略で、WICとほぼ同じですが、
出入り口が2つあり、隣室に通り抜けできるタイプのクローゼットのことです。
最近ではFC(ファミリークローゼット)などの表記もあります。
■SICとは?
「シューズインクローク(クローゼット)」の略で、
玄関脇にあり、靴を履いたまま入れるタイプのクロークのことです。
靴だけでなく、アウトドア用品やゴルフ、スキー道具など、
様々なものを収納できるので、人気の設備の1つです。
雪国では、雪かきの道具を置いておければ便利ですね。
■RFとは?
みんなの憧れ「ロフト」の略です。
一室の上方にもうけた中2階のようなスペースで主に収納として利用します。
隠れ家的な空間として趣味で利用するのも良いかもしれませんね。
■Voidとは?
「吹き抜け」のことを言います。
図面上は吹き抜け部分が分かるように×印が描かれます。
ここまで紹介したもの以外にもたくさん存在します。
このように知っておくと便利な記号が用語たくさんありますので、マイホームを検討中の方はこれらについて理解しておくことをおすすめします。
理想の間取りとは?ライフスタイルに応じた間取り
家づくりをする時、考えるのが楽しい反面悩むことも多いであろう間取り。
リビングはできるだけ広くとりたいけど収納もたくさんほしい、対面式のキッチンにしたいなど、みなさんそれぞれ理想があると思います。
家族の人数や年齢、生活する時間帯によっても使いやすい間取りは異なります。
ですから、これが1番良い間取りです!という正解はひとつではありません。
理想ばかりを優先すると必ず後から後悔します。
まずは自分にあった間取りを知るために、家族のライフスタイルや住む人数から最低限必要な間取り、部屋数をまとめていきましょう。
将来を見据えた余裕のある間取りと資金計画
一度建ててしまうと簡単には建て替えることはできず、住み替えることもできなくなります。
現状の家族やライフスタイルですべてを決めてしまうと、後の変化に対応することが難しくなります。
だからといって余裕を持ちすぎた間取りは無駄ができ、資金的にも負担となります。
さまざまな状況に対応できるような間取りと、自分にあった資金で計画することが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は簡単な知識と情報についてポイントを絞ってご紹介してきました。
今回の記事が、これから新築一戸建てで間取りプランを検討されるご家族の皆様のご参考になれば幸いです。
行き詰まった場合には、さまざまなケースを手掛けた私たちプロが、あなたに相応しい間取りについてアドバイスさせていただきます。
ぜひご気軽にご相談ください。